映画「PERFECTDAYS」
ヴィム・ベンダース監督の映画を久しぶりに観た。「ベルリン天使の詩」や「パリテキサス」を撮った監督が、日本を舞台に日本人俳優で映画を撮るとどうなるのか。ストーリーらしいストーリーは無い。主人公の平山の日常が淡々と描かれる。トイレ掃除を生業とし、朝起きてからの一連の動作の描写が幾度となく繰り返される。ここで思い出したのがお気に入りの「夏至」というトラン・アン・ユン監督したベトナム映画。朝の様子が繰り返されヴェルヴェットアンダーグラウンドのPaleBlueEyes(PERFECTDAYSでも使われていた)が効果的に使われている。タイトルのPERFECTDAYSもルー・リードの曲名からとっているのであろう。音楽が重要なアイテムになっているのは間違いない。冒頭のアニマルズ「朝日の当たる家」でガツンとやられる。この曲...映画「PERFECTDAYS」
2024/01/20 12:30